「最近、副業にチャレンジしていますが、平日は忙しくて時間を確保できません。会社で働きながら、副業の時間を作る方法が知りたいです」
こういった疑問にお答えします。
社会人の生活は、朝起きて、会社に行って働く、疲れて帰宅し、子供を世話し、ネットをぼんやり眺め、寝る。
このような日常のサイクルが回っていると思います。
また、会社が一日の大半を占めるため、何も意識せずに会社中心で生活を回していくと副業の時間を取ることは難しいです。
本記事では、家族持ちの会社員の私が何年も試行錯誤しながら行きついた、副業の時間を確保するための方法について紹介します。
自分の時間を作るには?【早朝の時間を確保する】
結論は、早朝の時間を確保することです。
私が早朝の時間の確保が良いと考える、理由は以下の通りです。
- 頭が疲れていない
- 集中できる
- 習慣化しやすい
日中会社で仕事をして頭や体を使うと、シンプルに疲れています。
疲れた状態で自分の時間を確保しても効率が悪いです。夜も全くパフォーマンスが落ちない超人は別ですが。
私は、もともとも朝弱くて頭が回らない人でしたが、早寝早起きの生活スタイルを追求した結果、朝型に変わりました。
明らかに夜よりも集中力が高く作業効率が良いです。
もちろん、朝は邪魔が入らず誘惑も少ないため、集中できる環境であることもメリットです。
私の場合、夜は酒を飲みたくなったり、ネットサーフィンや読書をしたりとなんやかんや誘惑に負けてダラダラ過ごしてしまいます。
朝なら会社の始業時間が決まっているため、デッドラインが明確で、時間が限られているため、締め切り効果により、集中力が上がります。
また、朝の時間確保は夜と比較して習慣化しやすいと考えます。
夜は、会社の飲み会や急な残業などがあり、いろいろな「できない言い訳」を並べがちです。
不毛な会社の飲み会には参加するな!とよく言われますが、今後も会社で働き収入を依存せざる得ない状況であれば、自分だけ飲み会を拒絶し続けるのは現実的ではないです。
それができるのは、圧倒的に会社で成果を出している限られた人か、捨て身の突き抜けた人だけで、普通のメンタルの凡人にはできないでしょう。
ということで、言いたいことは、夜はイレギュラーが多いので、朝の方が時間を確保しやすく習慣化に向いているということです。
もちろん、言うまでもなく夜のイレギュラーなイベントは早起きの習慣にも影響を与えるので減らす努力はすべきですが。
また、家族がいる場合には、会社から帰宅して夕食後に一人副業に没頭するわけにもいかないです。
家族との会話や子供の世話などがあります。
家族の理解なしに、自分勝手に自由に行動していては、家族の空気は悪くなり、家でも会社でもストレスフルな状態に陥るでしょう。
夜は家族との時間をつくり、家族の寝ている早朝に自分の時間をつくるほうが良いです。
このように、屈強なメンタルと体力を持つエリートや自己中心的に突き抜けることができない、私たち凡人にとっては、早朝に時間を確保する習慣をつけるほうが、難易度は低いのです。
では、次に早朝に時間を確保するために必要なことについて説明していきます。
どうすれば早朝の時間を確保できるのか?【大事な2つのポイント】
自分の時間をつくり、副業に取り組むには早朝の時間を確保することが良いことを説明してきました。
ここでは、早朝の時間を確保するために必要なことは下記です。
そして、以下の順番で進めることを推奨します。
- 目的と目標を明確化して腹落ちさせる
- 早寝早起きの習慣を追求して定着化させる
それぞれ説明していきます。
目的と目標を明確化して腹落ちさせる
最重要です。
社会の敷かれたレールに乗ってきた凡人には、これを避けて通ることは不可能です。
これは私自身のことですが。
大体の人は、仕事が終わったら夜遅くまで好きなことでダラダラ過ごし、朝は遅くまで寝ていたいものです。そのほうが楽ですから。
しかし、それに逆らって、早朝に起きて作業をすることを継続するには、それ相応の強い気持ちが必要です。
この後説明しますが、早起きを継続する上手い仕組みはトライ&エラーで自分で作り込みます。
そして、そもそも、その仕組みをつくり込むこと過程は長く、強い内的な動機による意思が必要です。
この記事を読んでいるあなたは、より良い将来に変えたいと考えて試行錯誤している人だと思います。
まずは、ぼんやりとした自分のありたい姿を具体的にイメージして言語化できるようにしましょう。
そして、それを実現するための目標を明確にすることです。
ここの手を抜くと、自分のモチベーションを維持することができません。
なぜなら自分の行きたい方向が定まっていないと迷い続けるからです。
すると、迷い続けているとこれを解消するためのHow toや自己啓発本の深い森に迷い込み、いつまで経っても抜け出せず、多くの時間を消費しかねません。
まずは、自分の軸がぶれないように、自分がしっかりと腹落ちするまで、自分のありたい姿と目標を明確化しましょう。
その具体的な方法としては、このまま自分の人生が進んでいった場合どのようになるのか、シミュレーションを実施して現実を直視することが大事です。
そのうえで、どうありたいのかを考え、それを実現するための人生設計とマネープランをすることが有効です。
以下の記事が参考になりますので、興味のある方はご覧ください。
早寝早起きの習慣を追求して定着化させる
目的と目標が明確化し、それが腹落ちしたうえで、早寝早起きの習慣を追求して定着化させることが必要です。
それには、下記が必要です。
- 自分にとって適切な睡眠時間を把握する
- 起床と就寝時間を決める
- ルーティンを乱す要素を一つずつ消していく
これらのトライ&エラーを繰り返して、「自分にとって」最適な早寝早起きの習慣をつくり上げていきます。
睡眠質向上系の本も参考になります。以下の本は睡眠改善のメソッドが詰まった定番の本なので、一度は読んで基礎知識を身につけるべきです。また、Amazon audibleでは無料で登録して聴けるので、お金を掛けたくない人にはおすすめです。
ただし、あくまでも参考であり、自分用にカスタマイズしていきます。
大事なことは、早寝早起きが続きません。で思考停止せずに、何が早寝早起きを妨げているのかを観察して、些細な点を少しずつ変えて効果を確認することです。
これを継続すると、徐々に早寝早起きの成功率(頻度)が上がっていくことに気が付くでしょう。
さて、上記を順に解説していきます。
まずは、自分の適切な睡眠時間を把握することから始めます。
これは、自分にしかわかりません。睡眠時間を少しずつ変えて自分を観察して、どこがベストなのかを把握しましょう。
次に、自分の確保したい時間と必要な睡眠時間をベースに、何時に就寝・起床すべきかを決めましょう。なんとなくそのあたりの時間ではなく、明確に決めます。
そして、上記を実行します。
実行するなかで、それを乱す様々な要因が見えてきます。
それを一つ一つ潰していきます。
例えば、酒です。
私は酒が好きなので、自分の気分が良くなるまで飲み続けてしまいます。しかし、睡眠が浅くなり翌日早朝に起きられないことや、頭の回転が遅くなる傾向がありました。
そのため、自分の体調を観察して影響の出ない飲酒量と時間を決めています。
他には、会社の仕事です。
遅くまで残業すると、寝る時間が遅くなり、十分な睡眠をとることができず、早朝に起床できません。
そのため、残業せずに成果を出せる仕事の進め方を追求することが必要です。
ここでのポイントは、作業効率を上げることではなく、仕事で成果を出すための仕事の進め方です。
副業時間を確保するために仕事を適当に仕上げることが定常化すると、そのしわ寄せが徐々に表面化して自分を苦しめることになります。
そもそも仕事ができない人は、まずは仕事の基礎を習得することが先になります。
私も基礎を学んでいる身であり、これから先もどうやったら仕事をうまく回して成果を出せるのか追求していきます。
話がそれますが、会社員は完全成果主義でない限り、仕事で成果を出しても給料はあまり変わりません。
したがって、会社の仕事に自分の時間の大半を投資することはお金を得るという点では非効率です。
その一方で、仕事で成果を出すための基礎を習得するには、仕事に自分の時間を集中投下して試行錯誤することが必要だと思います。
そして、当たり前ですが、仕事ができるかどうかは、自分の時間をつくれるかどうかを左右します。
そのため、より戦略的には、仕事の型を早期に取得することで、後々仕事を定時時間内でうまく進められるようにするために、まずは仕事に時間を集中投下することが近道だったりもします。
急がば回れです。
私はそのことに気が付かなかったので、自分の時間の投資戦略なく、中途半端な20代を過ごしてしまいました。
成果を出すための仕事の進め方の一つとして、以下の記事が参考になりますので、興味がある方はどうぞ。
このように、私の場合は酒と仕事が早寝早起きのルーティンを乱す主要因でした。
ここは、人それぞれ要因は異なると思います。
自分の体調をモニターしながら睡眠時間と起床就寝時間を調整して決めて、それを実行し、その成功率を妨げる要素を観察して対策をうつことでルーティンの精度を上げていきましょう。
ちなみに要領の悪い私はこの習慣が定着するまで1年間かかりました…。
Let’s try and error !
まとめ
会社員が副業をするために、自分の時間をつくるための方法について説明しました。
自分の時間は、早朝に確保することをおすすめします。
それを実現するためには、目的と目標を明確化して腹落ちさせることが欠かせません。
そのうえで早寝早起きの習慣をトライ&エラーで自分を観察して最適な形に落とし込んでいくことが必要です。
正直大変です。
しかし、この習慣が定着し、自分の時間を有効活用できれば、目標達成に向けて近づく力になるでしょう。